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2006/05/26

浅野いにおさんの漫画

空中に跳んでしまった魂を追いかけて逝くような青春


わたしと同じ世代、80年代初頭生まれの漫画家、浅野いにおさんの「ソラニン」を読んだ。

いかにもこの世代の子が描く漫画だ。この世代にしかうけない気がする漫画でもある。

どうなのこのセンス、みたいな部分も多々あるんだけど、クライマックスにあるライブシーンがすばらしいので全部帳消しにしてあげられる。

浦沢直樹さんの「20世紀少年」でケンヂがギターをひくシーンも鳥肌がぞぞぞとなったけど、これもだ。

ライブをやることの恐怖が描かれている。恐怖は快感でもあるんだけど、でも、ライブってやっている人はとっても孤独で寂しいんだということが、このシーンで分かる。悟ってしまいそうになった。自分が体験したかのように。

今回の短歌は、この漫画の空気を再現したもの。

Photo

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コメント

我慢出来なくなって、Amazonに発注してしまいました事、御報告いたします。
ではまた!

投稿: にゃー。 | 2006/05/29 13:50

投稿名が「にゃー。」ですが、kanameさんですね!

早速読んでもらえるんですね。
そうしたら、この漫画の話題で盛り上がりましょう。

でも、浅野さんの漫画は、同年代のわたしもこっぱずかしい幼稚さがあるので、その辺は多めにみて読むといいと思います!

投稿: ユメギワ | 2006/05/29 16:20

バレバレですね!リンク抜くの忘れてました(笑)

たぶん大丈夫守備範囲内なはず だって漫画なら18娘と奪い合う日々ですもの(ユメギワさん風?)

ごめんなさい、自分で書いといて笑い止まりません!!

投稿: kaname | 2006/05/29 17:24

だって「にゃー。」にそんなに反応した人は他にいらっしゃらないんですもの!

見事に文体を真似ていただいて(笑)
光栄です!

「ソラニン」読んだご感想、ぜひお聞かせてください。待っていますよ?

それから、前に言っていた短歌集なんですが、原本が実家にあってすぐ送れません。父の日には実家に帰るので、その頃になります。それまで、待っていてくださいね!

投稿: ユメギワ | 2006/05/29 17:38

お待たせ致しました、読みましたよ!
そんなにひどくなかったですよ(笑)
ポストのじいさんはいらない気がしましたけど、絵のタッチも視点もかなり好きです!

登場人物の生き方に対して、”オレならこうしない”とか”オレの場合は・・”と、感じてしまう自分が、一々面倒くさくなって来ちゃいましたけどね。(ちょっと、おじさん邪魔!・って感じ?)

クライマックスのライブは、掛け値なしにカッコイイ!

ギターをそんな短期間で、しかもトリオのバンドで弾いて歌うなんて、(たとえ2、3曲であっても)実際に全く現実的ではないんだけど、この時期の、このタイミング、この瞬間の芽衣子にステージに上がらせたからこそ、あのジミヘンばりのかっこよさ・人を巻き込んでいく・感動させずにおかない程感情的・感動的なステージが出来たのだと思います。

音楽って孤独で超個人的な感情をどこまで溢れ出させる事が出来るか、という側面を持っているんだな・と改めて実感しました。

☆自分が作者なら

最後の演奏シーン、”こんばんは。”~”おもいっきりやってやれ”の#25でいったん終了。
2年後くらいに時間を飛ばして、いきなり超売れっ子バンドで、ちょっといいお姉さんになっていて、やっぱりあのギターを、しかもかなり上手くかき鳴らしてて、でも”この曲”をやるときだけは入りすぎるくらい入ってしまう 事情を知らない人でも、グッと感じてしまうくらいのパフォーマンスをみせる芽衣子バンド。
そのステージの合間に、初LIVEの場面を細切れにフラッシュバックさせる。(かもしれない)

★まあ、これはこれでリアリティーなくなるかもだけど。そこまでいかないバランス感覚がこの作品を良いものにしている気がするし。

すみません、実は何回か読んでみて出てくるものがあまりにも多すぎて、昨日はずっとレポート書いてました(笑)

こんなに書き込んで良いものだろうかと、いっそユメギワさんにお手紙で送っちゃった方がいいのかな?という勢いなのです・・(まださわりの部分だけなんですよ・笑)

 かたちにできない想いをまっすぐにぶつけて燃え尽きる瞬間

あとから訳もなくこみ上げてくる”やったんだ”という実感(幸せそうな寝顔)を表現するのが上手いなと思いました。

きりがないので、今日はこの辺で!

投稿: kaname | 2006/06/01 09:08

もう読んだんですね!

>登場人物の生き方に対して、”オレならこうしない”とか”オレの場合は・・”と、感じてしまう自分

そうですね。
この漫画ってあまり共感はしないですよね。
たぶん「少年少女たち」が共感するのでは?
でも、共感しないのは心が健康な証拠だと思うんです。

>クライマックスのライブは、掛け値なしにカッコイイ!

本当に、そうですよね。
このライブシーンは本当に読む価値ありますよね。
これって「ライブとはなんぞや」を書いてるんですよね。
スケールがでっかいなぁと思います。

こんなにライブが怖いものなら、
もっと真摯にライブを見なくてはいけないなぁと本当に思います。
すべての人があんなライブをやっているとは思わないですけど。

>自分が作者なら

そんなこと、全然思わなかった!
そうかぁ、作者ならどうするかって楽しみ方もありますね。

>事情を知らない人でも、グッと感じてしまうくらいのパフォーマンスをみせる芽衣子バンド。

その感じ、想像できます。

>そのステージの合間に、初LIVEの場面を細切れにフラッシュバックさせる。(かもしれない)

そうだったら、初LIVEのときの衝動ってのが、いかに芽衣子を支配しているかってのが描けますね。なるほど、いい感じです。


>”やったんだ”という実感(幸せそうな寝顔)

わたしもあのシーンはすごくいいなぁと思いました。
芽衣子が一番かわいいシーンですね。

☆もしわたしが作者なら…
芽衣子には素敵な彼氏をつくってあげると思います。

投稿: ユメギワ | 2006/06/02 18:29

ユメギワさんすみません!これで終わりにしますので、もうしばらくお付き合い下さい!(笑)

>☆もしわたしが作者なら…
 芽衣子には素敵な彼氏をつくってあげると思います。

そうですね、ユメギワさんって優しいですね。
どんなに幸せになっても決して埋めきれない心の風穴みたいなものを持ち続けるしかない芽衣子さんには、素敵な彼氏をつくってあげたいですね!

☆そういえば(私も自分の音楽で世界を変えようと、真剣に思っていた時期があったのですが)

自分の場合は、ステージってある意味孤独でなければ上手く集中出来なかった。
観客の顔や、視線・表情までもが妙にはっきりと目に入ってしまうと、上手く自分を出し切れないという時期があったのを思い出しました。

でも、本当に調子が良い時は、逆にスポットが邪魔だった。
もっと客の一人一人を、はっきりと見たい・自分の影響を受けている人の表情を、リアルタイムで感じ、この瞬間を分かち合いたいと思えた。

自分なりのスタイルがかなり確立出来る頃には、自分の世界に上手く入る為に使ったり、コミュニケーションの道具に利用したりと、上手く活用出来るようになっていた。(ような気がする・笑)

(大きなステージで、よく観客席をバッとライトアップするという演出・あれってステージ上の人にとっては、かなり恐怖体験だったりすることもあるし、逆に観客も、のっているところを見せなきゃ的なプレッシャーをおぼえる事もありません?私は100人ぽっちのLIVEでもあれをやってて、思い切り気まずさを感じた自分と観客がおかしくって、その場で笑い転げていた事がありましたっけ・笑)

☆今日の勝手なお題・ソラニンの最後の4行は、こうして欲しい(笑)

さよなら それもいいさ
何もなかった事には出来ないけれど
さよなら それしかないんだ
おれはここからはじめるよ

☆一番共感出来たところ。

最後のリハの前に、河原でビリーが話すところ

☆最後に

自分の若かりし頃をとてもリアルに思い出させてくれた”ソラニン”を教えて下さったユメギワさんに大感謝です!

 ”わがままでうぬぼれ屋で臆病者で努力家で 何よりも輝いている自分がいた”

凄く自分の生き方とか、やってきた事をまた再確認させてもらえた様な気がします。
でも、”あのころの自分”が見ても”今の自分”ってそんなに悪くはないじゃない・と思えるんだ!・・と、はじめてこういう視点で自分を見つめ直せた様な気がしています。ありがとうございました!

投稿: kaname | 2006/06/02 19:39

そんなー、終わりにしないでいいです。
せっかくだから、行き着くとこまで行っちゃいましょう!

まず、芽衣子に彼氏をつくってあげるというのは、芽衣子は絶対に立ち直るタイプの人間だと思ったからです。
それは彼女の良いところですよね。
女の子の良いところ。

kanameさんも音楽をやっていたんですね。
ステージに実際に立っていた方の貴重なご意見ありがとうございます。
ライブって異様な空間なんですよね。

「瞬間を分かち合いたい」って実はすごい欲望だって思います。すごくありきたりなように見えて、尋常じゃない欲望ですよね。

☆今日の勝手なお題・ソラニンの最後の4行

今ちょっとものがないので、明日までの宿題としてください!
kanameさんへの感想もまた明日。
ちゃんと見比べてから提出します。

☆一番共感出来たところ。

ビリーが話すところ、いいシーンですね。
わたしが共感したところ。
これもちょっと宿題にさせてください。

>あのころの自分”が見ても”今の自分”ってそんなに悪くはないじゃない・と思えるんだ!

なんて素敵なんでしょう。
kanameさんはきっと誰か他の人から見ても、そう見えているんじゃないかと思います。

それでは、また「ソラニン」についての話題はつづく・・・

投稿: ユメギワ | 2006/06/05 14:19

え~!まだ続いていいんですか?
うれしー!ワクワク!

投稿: kaname | 2006/06/05 19:48

宿題の提出日なのに、昨日はすっかり寝てしまったので、廊下に立っています。

また明日書きますね!

よって、まだまだつづく・・・

投稿: ユメギワ | 2006/06/06 09:48

うん、ユメギワさんって先生に言われる前に自分からさっさと廊下に出ちゃう颯爽としたイメージの女の子って感じがしますね。

私は外だと脱走してしまうので、よく教室の一番後ろに立たされてて、「こら、教科書くらい持って行け!」と怒られてましたっけ・・(笑)

投稿: kaname | 2006/06/06 11:15

そんないいイメージを持たれているんですね、嬉しいなぁ。

kanameさんはクラスの中心人物のイメージ。
わたしは窓際です。

それでは、今から宿題に向かいますので!
hatahataさんのコメントも楽しみです。
(とか書いたらプレッシャーになるかしら。
 だったら気にせず!)

投稿: ユメギワ | 2006/06/06 20:36

知らない間に、すごいレポートが!
追いつけな~い。
とりいそぎ、中間報告で許して!

すっごい良かった。
この漫画は、買います。家に置きたいです。
夫婦で感激しまくりです。
ユメギワちゃん、松原さん、本当にありがとう!

芽衣子ちゃんのライブシーンは、すごい!
音がなくてこんなにライブを感じるなんて!
熱さや、息づかいや、音圧や、血がのぼる感じ。
お友達としてあのライブを見てたら絶対泣く。
(っていうか、漫画見ながら泣いてたんだけど)

私はお二人より幼いのかなー。
以前の自分はもちろん、今の自分を考えても共感するとこが多かったように思います。

何でもないことが、すごく何でもある。と思いました。

本編のレポートは、また後ほど。

投稿: hatahata | 2006/06/07 11:10

まぁ、そんなに気に入っていただいていたんですね。
嬉しい。

思わぬところで「ソラニン」熱が高まって、ちょっとわたしもびっくりしているところです。

そもそもわたしが持っている「ソラニン」自体、友達にお借りしているものだし。

あのライブシーンはすごいですよね!
あれはすさまじい説得力がありますね!
大好きです。

hatahataさんは素直な心で見ていらっしゃるから、すんなり共感するんじゃないでしょうか。
わたしはちょっと曲がった気持ちで読んでしまいました。
漫画なんかは特にそう思ってしまいます。

>何でもないことが、すごく何でもある。
これはこの漫画のテーマの一つですね。
名言だなぁ。

それでは、この続きは新たにトピックスを立てますので、そちらにどうぞ!!

まだまだつづく。

投稿: ユメギワ | 2006/06/07 21:08

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