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2006/06/16

約束

誰かの短歌を読んでみる、その2。

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たわやすく翳る契りなら生きろ我 本の中永久(とわ)の言葉に
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にょろこさんの短歌です。

文語短歌ってすごいですね。
それだけで迫力が出ますね。すごみがある。漢字のすごみですかね。

さて、こちらの短歌の解説は下記です。
ご本人談。
「簡単にかげったり、移ろってしまう約束ならば、移ろいもせず、人を裏切ったりもしない本の言葉の中でのみ生きていったらいいさ、というニュアンス」

そのニュアンス、分からなくもないですね。
でも、わたしはちょっと考え方が違うかなぁ。

「約束は要らないわー、果たされないことなど大嫌いなのぅ」
って椎名林檎さんは歌っていましたね。
歌っていると気持ちがいいんだけれど。

わたしはこう思います。


「約束」は果たされなくて別にいい「約束すること」を果たしたいだけ

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コメント

本気なんだ・と痛い程伝わってくる決意発表=約束・・って私は解釈している様な気がします。
もちろん人が自分に対してする約束であって、自分の言葉には当てはめたくないんだけど。
自分だと、”約束なんて出来ないけれど、今は本気でこう思ってる・・”くらいしか言えないと思ってます。(ただの逃げ?笑)

では、私はにょろこさんのうたから約20年位年月を経たうたにしてみます。

若かりし約束の文字今もなお
頁(ページ)を繰れば私を責める

うわ~っ、爺くさ~!(笑)

投稿: kaname | 2006/06/16 20:57

わーい ユメギワちゃん 私の短歌もいじってくれてありがとう!
トラックバックも。

自分のエントリで自作の短歌を載せると、
自分でも気がつかない欠落や
違った視点で見てもらえたりして楽しいですね

まず、この短歌は文語にはしたくなかったんです
先日もお伝えしたけれど、本来はユメギワちゃんのように
やさしい言葉でなおかつリズミカルで
誰が鑑賞してもわかる短歌
(枡野浩一さんもおっしゃってますよね 確か。)
を作れるようになりたいのだけど、
この歌を口語にしたらすっごく長くなっちゃって。
やむを得ず、文語にしました

それで
私のブログで補足のあとにさらに書いたのですが
この短歌で私が表したかったことはパラドックスなんだけど、
本の言葉の中のみで生きていったらいいさ、といいつつ
その先があって、そんなの無理、そんなのわかっているじゃんか!
そして人の口から生まれる約束というのは陰ったり移ろったりするのは
本の言葉とは違って、人の口から生まれた約束は、
生きた言葉であるから変容するのは仕方がない、
ということが根底にありました

 だけど、その部分が第3者のかたには到底わかってもらえる
はずもなく大失敗でしたね。 お恥ずかしいです

ユメギワちゃんは果たされなくて別にいい、って
、それもすごいですよ
ユメギワちゃんに好かれる男の人は幸せだね 
 お贈りしたCDに入れた、イルカの「君は悲しみの」という曲を私は
大好きなんだけれど、あの歌詞にでてくる、待っている女の子ですね
まるでユメギワちゃんて。

でも「約束すること」を果たしたいだけっていうのはとっても同感。
その「約束をすること」を果たせただけで私もしばらくは幸せでいられそう
そこに約束を守ってほしいとなると話がかわってきてしまう気がします

自分だと、”約束なんて出来ないけれど、今は本気でこう思ってる・・”
くらいしか言えないと思ってます。>

というkanameさんの言葉も素敵。
kanameさんの誠実なお人柄をちょっと覗いてしまった感じがしました(笑)
時代を未来に設定した返歌、楽しいですね
そしてkanameさんは約束を破ってしまった側を自分に設定してるんですね
私の短歌とは逆の発想で面白いなぁって思いました。

投稿: にょろこ | 2006/06/18 14:01

kanameさん。

「約束」は、しているそのときは本気であっても、色々と時間が過ぎて、状況がかわってしまって、結果的に破ることになってしまうことってありますね。
それって当然のことというか、責められるべきことじゃないと思います。
責める人はいるけども。
でも、自分に対しては根に持ってしまいますね。
なんで、守れない約束なんてしちゃったんだ!って。

kanameさんのコメントを読んでそのことを思いました。

わたしの場合は、今の本気だけがあれば喜ばしいです。
自分が約束したいって思う人がいることも嬉しいですね。
それは、誰かに本気であるということですものね。

にょろこさんのコメントにもありましたが、約束をできることは最高なことです。

約束することを果たせる喜びは、約束すらできない寂しさが前提としてあるので、わたしにとっては究極のポジティブなんです。

それから、kanameさんの短歌、好きです!
学生の頃の日記を読み返してたときのシーンが思い浮かびました。
なんか、デジャブでした(笑)

☆にょろこさん。

勝手にトラックバックして失礼しましたー。

短歌の受け止め方は、自分でも想像を越えるような解釈があるのが面白いですね。

にょろこさんがつくった短歌は、文語だからこその良さがあったと思います。
文語は硬さとか窮屈さがありますよね。全部がそうじゃないですが。
にょろこさんの文語は、音楽でいうメロディのような役割を果たしたように感じました。
内容に合っていると思います。

それから、「やさしい言葉でなおかつリズミカルで誰が鑑賞してもわかる短歌」というのは、わたしも目指すところです。
でも、これってやっぱり内容も関わってくると思うんですよね。
わたしの好きなメロディが軽いものだから、だから口語にしているんです。
口語にしたらすっごく長くなっちゃったのなら、それは文語にする運命だったんじゃないかなぁ。

そして、パラドックスの部分は理解されていたと思いますよ。
だから大失敗じゃないと思います。
短歌では、自分の意図を100%伝えることは重要ではない気がします。
短歌は読み手の鏡なので、その人がどう感じるかは心理テストのようなものですね。
だから、色々な意見が出てくる短歌が素晴らしいのであって、今回のにょろこさんの短歌って多くの人がコメントに短歌で返していて、お見事ですよ。すごいなぁ。

あと、イルカさんの「君は悲しみの」という曲の女の子だなんて、あんな風に人をじっくりと待ってあげて、癒すことはわたしはできないと思う。(その立場になっていないから分からないですね)
ただ目指しているところです。
わたしも、女の子というのは、ああいうものだと思います。

投稿: ユメギワ | 2006/06/18 23:54

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