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2006/12/26

マーブルのこと、その2

あくまでも見えたと言いはる流れ星―いいよ、願いは叶えてあげる


マーブルについてはまずその1をご覧ください。
なるちゃんのかわいいコメントと共に見てくださるとうれしいです。


マーブルは年老いているせいか、見ていると、
自分のおじいちゃんのことを思い出す。

どーんと静かに構えている姿がおじいちゃんみたいだ。
そのことをおばあちゃんに話したら、
「言われてみたらそうだね」と同調してくれた。

おじいちゃんは3年前にもう亡くなった。

おばあちゃんはわたしの引越前からマーブルを知っていて、
その道を通るたびに話しかけていたそうだ。

おばあちゃんは「マーブルちゃん、元気?」
って毎回決まったように言う。
わたしが一緒のときにそうだから、いないときもそうなんだろう。
「おとなしいからいいね」と言っていた。

マーブルに会っているとき、わたしとおばあちゃんは、
おじいちゃんに会っているのかもしれない。

というか、おじいちゃんに会いたくて、面影を探したくて、
マーブルに無理やりおじいちゃんを見ているのかもしれない。

マーブルについては、まだまだつづく。くどい?

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2006/12/15

マーブルのこと、その1

雨のない日が続くのはつまらない=奇跡はたまにおこるからいい


わたしが住むマンションの二階には大家さん夫婦が住んでいて、
ゴールデンレトリバーを一匹飼っている。
名前をマーブルという。
階段のすぐ下にいつもいる。

マーブルは両手で抱えてやっとな大きさで、存在感と威厳がある。

今までの人生は団地住まいで犬と縁がなく、
昔ブルドッグに追いかけられたトラウマ?で、
どちらかと言えば犬は苦手だった。

マーブルは階段の下に特等席があり、
朝出るときには散歩を終えて寝そべっている。
だから、横を通らないとうちに入れない。

犬のいるところに住むのは不安だった。
けど、不動産屋さんがいうには
「大きいのに全然吠えない犬なんだよ」。

初めてマーブルに会ったときも吠えなかった。
ならばいいと思った。

賃貸契約日、大家さんに初めてお会いしたときに、
その犬のことを聞いてみると、
白い肌がピンク色に染まって、すごくいい笑顔になって、
マーブルのことをさらさらと褒めた。
それまで必要以上に喋らなかったのに。
通り沿いに番犬のように寝そべっているマーブルが縁となって、
友達ができて、ゴルフコンペもやったと言っていた。

その様子を見ていて、「信頼できる大家さんだな」って、
思ったのだった。

実際に暮らしてみると、犬嫌いなんてことはなくて、
どんどんマーブルが大好きになってゆく。

郵便屋さんが配達ついでに話しかけている姿を見たこともあるし、
老夫婦が立ち止まってるのも、
小さい子供が頭を撫でてあげてるのも見た。
どれもが素敵なシーンで、見とれてしまう。

そういうときも媚びる様子がまったくなく、
表情も変えずにクールなマーブルをかっこいいと思った。
なんていうか高貴な感じがするのだ。

マーブルには、会える日と会えない日があって、
それは朝の散歩のタイミングと、
わたしが外出するタイミングの問題なのだけれど、
それは大家さんの仕事のタイミングとか、
ゴミ出しがあるとかないとか、
色々なタイミングの中で成り立っていて、
それらがうまくかみ合ったときはとっても嬉しい。

朝から今日はラッキーだなって思う。占いみたいな感じ。

マーブルについては、まだまだつづく。

今回の短歌はイマイチだけど、
どうしても書きたいことがあるのでアップしました。

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2006/12/08

よしもとばななさん「王国」を読んで

何回もゆびきりをして七色の宇宙と両想いでいられてる

Photo_8

一度読んだことのある、よしもとばななさんの小説「王国」の
シリーズ三部作を読み返した。

結末を知りながら読むといろいろなことが分かる。

主人公の女の子・雫石の周りには、大切な人、大切な植物がある。
自分もそのものたちを愛して、大切にしている。
だから、ここぞ!というときに助けてもらえる。

そんな構図を感じつつ、思った。

「宇宙と両想いになるって、なんて素敵なことだろう!」って。

相手の立場をおかさず、強引に変えようとせず、
適度な愛情を持って接する。
人や植物、生き物だけじゃなく物にも丁寧に接する。

これまでは、片想い。よくあること。

そうしてると、全てが自分のいいように動いてゆく。

電車を降りた頃には雨が止んでいるとか、
欲しいコンサートチケットが運良く手に入るとか、
心細いときに好きな人から電話がかかってくるとか、
帰ってきてすぐにつけたテレビで探していた情報を得られるとか。

願い(祈っていないことも含めて)がまわりまわって叶ってくる。
しかも、最短距離で叶うようになる。
(もちろん距離の比較はできないんですけどね、たぶんそうです)

それが、宇宙と両想いになるということだ。
人はそれを「なんだか、最近ついているなぁ」とか言うけども。

扉を乱暴に開けると壊れやすくなる。
それは、扉だけに限ったことじゃない。

行為は必ずかえってくる。

すべての行為は約束だ。
約束をする時点では、約束の内容は分かっていないけれど、
必ずなにかの形で果たされる。
自分の想像を絶する形で果たされる。

今の自分がどうしようもないのは、
過去にろくでもない約束をしたからだ。
これからの自分は、今日の約束がつくっていく。
壁にも障子以外にも、目や耳はある。

どうせ生きるなら、両想いの方がいいでしょう?
だったら、いい約束をした方がいい。

さて、写真のことに触れていませんでしたが、
撮影されたのは、お馴染みのにょろこさんです。

今回はにょろこさんとの新しいコラボ企画。

 お互いが感銘を受けた、よしもとばななさんの「王国」を読んで、
 それぞれ写真と短歌を生み出してみたらどうなるだろう??

そんな好奇心からこの企画の提案をしました。
そして、にょろこさんの賛同をいただき、実現しました!

どんな写真が出てくるか知らなかったし、
どんな短歌を詠んだかは伝えずにいて、
お互いに作品があがったときに見せ合ったのですが、
いいコラボになっているんじゃないかと思います。

まるで約束したみたい、と思ったのはわたしだけかなぁ。

同時に、にょろこさんのサイトでも、
「王国」の記事がアップされています。
そちらもご覧下さい。

これぞトラックバックの醍醐味ですよ!

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2006/12/04

帰りたくはない

後悔はしないんだろう凛とするためにまっすぐうちに帰ろう


このまま帰りたくないなぁという夜は、
誰もが経験してるものなのでしょうか。

もしそうなら、そのうちのどのくらいの人が
実際に帰らないのでしょうか。

どのくらいの人が、帰ってから眠れないで困ってるのでしょう。

どのくらいの人が、たえきれず誰かに電話して、
どのくらいの人がたえきるのでしょうね。

どうなんでしょうね。
ね!?

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