« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »

2007/01/29

牡丹と薔薇3号配布開始

たまには勝負したいときってあるでしょう。
初デートの時はお気に入りのワンピースを着る。
新しいマネキュアをばっちり塗る。

まさに、そんな感じ!今回は本気です!
ようやく本気になったんです!

えっと、それは恋ですよ。ある意味では。

昨年友人と二人きりで始めた短歌結社「牡丹と薔薇」の
ホチキスどめ冊子の第3号が完成しました。
無料配付を開始です。よーい、ドンです。

今までの連作は、
ばらばらにつくった短歌を強引に繋げていただけでした。
今回はモチーフを決め主人公を設定しました。
彼女の暮らしをどうぞ見てあげてください。

相方の短歌は強烈です。
彼女にしかつくれない(彼女しかつくらない?)
血反吐を吐くような短歌に、一人でも多くの人が、
心を乱されてくだされば面白いな!
と思います。

二人は正反対な考え方やつくり方なのですが、
差と共通項をさぐりながら読んでいただくのも楽しいかもです。

すでに読みたいと名乗り出てくれた方の分は確保しています。
欲しい方がいらしたらこちらで表明してくださるか、
個人的にご連絡をください。
わたしの恋人である短歌たちを、すぐにお送りいたします。

感想もお待ちしています!

それでは、ごきげんよう。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2007/01/17

季節がめぐる

誰かの短歌を読んでみる、その4。

----------------------------------
春の夜桜も
夏の蛍も
秋の夕暮れも
冬の浅間も
全部忘れずにとってあります
----------------------------------

ひさびさに「誰かの短歌」コーナー。
短歌じゃないけど。
ネット仲間のちぇりこさんの5行歌です。

ラストの「全部忘れずにとってあります」
というところにぐっときました。
恋への謙虚さがあって、好きです。

丁寧に写真を貼って、
その下にコメントを添えたアルバムを
引き出しの奥にしまっていて、
見たくなったら取り出して
大事に眺めるような、
そんな恋の謙虚さが見えます。

こんなに素直に、こんな率直な言葉が、
すんなり出てきてしまう。
これがまさに、恋というものなのですか?
(※ひとりごとなので気にしないで!)

ちぇりこさんの歌をうけて、
ユメギワらしく書いてみた、
短歌を残しておきます。


 夜桜も蛍も月も初雪も見れない触れることもできない

061211_164501_2

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2007/01/10

マーブルのこと、その3

言葉にはならないものを風にして風鈴鳴らす どうか届いて

マーブルについては、
その1その2で先に知ってください。
そうじゃないと話がよく分かりません。

そんなマーブルが突然いなくなった!
・・・っていうのは嘘です。
(ごめんなさい、kanameさん。使いました)

でも、マーブルはもうご年配。
最近見ないなぁと思って、
大家さんの奥さんに聞いたら、
「肌が炎症しちゃってね、手術をしたのよ」
と言っていた。

そのあと復活して、
また見なくなったと思って聞いたら、
「腰痛で、階段が登れなくなっちゃったの」って。

今年は続けてそんなことがあったから、
マーブルといつかさよならしなきゃいけなくなるだろう、
と想像してしまう。

それで、おばあちゃんと二人で
悲しみを先取りしそうになった。
いけないいけない。


ある日の夜、マーブルが一人で
(一匹だが一人と言いたくなる)
いつもの場所に座っていた。

いつもあるはずの車が隣にない。
どうやらご主人はドライブに出かけてしまったらしい。

「まだ帰っていないのかな?」

夜が更けて7時を過ぎていた。
そんな時間までマーブルが
この場所にいることは一度もない。
きっと渋滞かなにかにはまったりして、
やむを得ず遅れているのだ。
そう思った。

暗い夜だった。
雲に覆われた空が雨を予感していた。

だから、そのときのマーブルには
いっぱい触れてみた。
いつも以上にいっぱい撫でた。

でも、そうしてばかりも居られないから、
5分ぐらいお話をしたあとに、
「じゃあね」ってマーブルから離れた。

マーブルを通りこすと、
マーブルは身体をこちらに向けて、
わたしを見てきた。

恋人が別れ際に名残惜しい、
そんな感じだった。

そうして、もう一回マーブルのことを見た。
声をかけて、もう部屋に入ろうとした。

その、ちょっとわずかあと。

「わん!」

いつも鳴かないマーブルが声を出した!

わたしはあまりに驚いて、
なにか別のところの犬が鳴いたんじゃないか、
それとも幻の声が聞こえたんじゃないか、
空耳だったんじゃないか、とか色々と思った。

けど、あれはマーブルの声だ。

あれ以来マーブルの声を聞いたことがない。
おばあちゃんだってないと言う。

その「わん!」のことを想うとき、
いろいろな気持ちが沸き起こる。

たとえば・・・

それはやっぱりここでは書かない。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »