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2012/07/25

哀しみクッション


針の音だけを頼りに何時かを当てる瞬間ひとりだったよ


先日一人暮らしをしてはじめて、
粗大ゴミを出すことにしました。

ウェブで予約をして、ある日の朝8時までにシールを貼って
外においておきます。

うちの地域の場合はゴミ捨て場ではなくて、
だいたい自宅の前とかに置くんですね。

その日わたしはクッションにシールを貼って、
そのクッションとの永久の別れをしました。

・・・と思ったら、夕刻になってうちの近くに住む祖母から
「ゴミがまだ置いたままだよ」という電話がきました。
なにかの手違いで、持って行ってもらえなかったようです。

そんな日にかぎって会社の飲み会があって、
もともと帰宅は終電近くになる予定でした。
それまで、置いたままにせざるをえません。
ちょっとサイズが大きめなので、祖母にも頼めない。

しかも、最悪なことに雨がしとしとと降ってきました。
予報にない雨でした。

そのクッションは屋根のない場所においてあり、
降りしきる雨にさらされているのは間違いありません。

ほろ酔いで職場の人とさようならをしたあと、
最寄駅に到着したとき、
わたしの憂鬱さは高まりを迎えました。

うちに帰ると、うちのマンションの前にありました。
そのクッションを見たときの、あの気持ちをなんと
表現したらいいんでしょう。

朝のまんま、そのままでクッションが置かれていました。
雨にぬれて、湿り気を存分に帯びて、暗い夜道の脇に、
ありました。

それを見たら、なんか、もうすごく哀しくなってしまって、
その気持ちをうんとこしょと持ち上げて、
クッションを持ち上げて、うちのベランダに避難させました。

その、クッションの湿り気といったら・・・

誰にも抱き締められることなく、
本来あるべき場所にもなくて、
誰のものだかもよくわかんなくなっていて、
しかも、不本意に濡れている。

こんな悲惨なことってないな、と思いました。
さびしさや哀しみって、これだなと悟ったんです。

わたしの心にもこういうクッションあるな、と。

それに、こういうクッションのような目に、
他人を遭わせてきたと思いました。ごめん。

冒頭の短歌は、そう思った晩に詠んだ短歌です。

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コメント

ついに再開!!
待ってました~♪

切なすぎる状況ですね。。。
ついさっきまで、生活を共にしていたクッション。

それなのに、私ったらこんなの浮かんじゃいました。

腹時計だけを頼りに 何時かを当てる瞬間 いつも3時か

・・・ごめんなさいsweat01

投稿: kaname | 2012/07/25 22:36

わっ、かなめさん、コメントありがとうございます!!
そして、カステラが食べたくなりましたら。
いま3時かな、笑??

投稿: ユメギワ | 2012/07/26 00:31

ましたら、ってなんだ。
スマホでブログ意外と面倒だなあ
失礼しましまー
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

投稿: ユメギワ | 2012/07/26 00:33

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