2009/03/04

nanoその8:Superfly

慰めを期待するなら出ていって僕ではなくて他をあたって


 あたしは泣くのが得意で
 最初から慰めをあてにしてたわ
 何度も間違った道選び続けて
 正しくここに戻ってきたの

Superflyの「愛をこめて花束を」の歌詞のこの部分、
強烈に好きで何回も聴いています。

(歌がうますぎるー!!)

歌声はもちろんなんだけれど、
なによりその一節に異常な執着があったので、
幼なじみとカラオケに行ったときに歌ったら、
元Supercarのジュンジ君も歌詞を書いていることを知った。

惹かれたのはそのせいかあ!

ハンドルネームのユメギワは彼の作詞からとった。
「Yumegiwa last boy」は座右の銘ならぬ座右の曲。

(なつかしいー!!)

彼の書く歌詞はしょっちゅうわたしの人生にへばりつく。
「愛をこめて~」のこの歌詞の部分も見事な的中率をみせたなあ。

どんだけわたしが慰めを期待してきたか、
自分のことだもの、よく知っている。
無理矢理プロレス技を決めるみたいに、
慰めを獲得しようと振る舞ってきたこと。
それが癖になってたことも。

あ~、そうでしたよ!!
だからこの歌詞に執着したんでしょう。
・・・原因もなく結果はないです。

だから、わたしなりのアンサー短歌を詠んでみた。

わたしがわたしに言ってやりたい。

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2008/11/29

まる・さんかく・しかく

毎日の否定をのがれ残された心で君と答え合わせを


ブラッドサースティブッチャーズの「12月」を聴く。
空っ風がほんとうに吹いているようなサウンド。
名盤「kocorono」というアルバムは、
年齢を重ねれば重ねるほどにしみてくる。

冬の風は痛い。
あけっぱなしの窓から風が思いきり入ってくる。
だから、コートは前のボタンをしっかりしめなくては。

わたしの知る冬の雰囲気が、
ブッチャーズのこの曲にある。

ブッチャーズの音楽は心の風景を見せる。
だから、この12月は人間の心の12月だ。
この曲に漂っている冬をよく知っている。

聴いていると、まるで、
答え合わせをしているみたいだ。
そうそう、それそれ。これがわたしと一緒、
わたしの知っている12月と一緒なの、
と丸をつけられる。

やっぱり、自分の毎日は、丸をつけたくて、
たくさんたくさん丸をつけたくて、
色々とがんばっている気がする。

※この短歌はちょっと前半がいまいちなので、
再考しようと思っています。

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2007/09/07

nanoその7:ドリカム

<i-Pod nanoに入っている曲トリビュート短歌、第7弾>

太陽が落下してくる音がする君と僕だけ聞こえるように


ドリカムの「きみにしか聞こえない」。
この曲の壮大なムード、そして、歌詞がすばらしくて、
しょっちゅう聴いています。


 きみにしか聞こえない この声は今でも
 呼び続けてるよ 届くように 繋がるように
 きみの名前を何度も

という歌詞で、前奏なしで始まります。
例のあの、切ない感じの声で。
そして、ピアノが絡んで、壮大に広がっていく。
大合唱して終わる様子は、
あの名曲「LOVE LOVE LOVE」みたい。

終わってしまった恋を切なく想う歌。
ぱっと聴いていると、そういう感じなんだけど、
よくよくこのお話を読み解いていこうとすると、
「きみ」は特定の誰かじゃなくて、
「きみ」という不特定なんだなって気がしてきます。

「一人」にこだわるのではなく、「人」にこだわる物語。
だから、悲しい感じがしなくて、
平和なムードが漂っているのかなぁ。

「あなた」は、うつりかわる。
それって、悪いことじゃないです。

それから、

 名前を呼ぶたびにまだ まるでここに 
 きみがいるように 胸があたたかくなるの

という歌詞があるんだけど、こういうことってあるね。
好きだった人の名前を口にするだけで、力がみなぎってくること。

もちろんいい恋をした相手の名前もそうだけど、
たとえば、わたしは「お母さん」って口にすると、
なんか、ふしぎなものに包まれます。
誰かの名前には、魔法が含まれているに違いない。
間違いない。

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2007/06/08

nanoその6:YUKI

<i-Pod nanoに入っている曲トリビュート短歌、第6弾>


咳払い、たまに眼鏡をするときのしぐさ、見てるとなんか思い出しそう

夕焼けを知らせにきていたハーモニカあたりをひとつの色に染めます

太陽がアイスのようになくなってすぐに君から電話があって


甘いメロディが、歩くテンポにぴったり。
アコースティックギターとベースの音が、
一つ一つ大切に演奏されて絡み合う様子を、
静かに凝視(凝聞?)するのが気持ちいい。
ハーモニカを吹く息の量が少なくて優しい曲だ。

  近い未来 哀しい事があなたをおそうとしても
  私が愛してるから
  美しい瞳で 見てほしい

「私が愛してるから大丈夫」という歌詞じゃないのがいいな。

まず、彼が美しい目の持ち主だってことに疑いがないところ。
そして、彼の力をまっすぐ信じている感じ。
最高にロマンチックだと思いませんか。

  脳みその中まで踊るほどに幸せなの
  そのしぐさのひとつひとつが私を
  とりかえて 
  新しく

こんな恋をして死ねるならば。

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愛に生きて/YUKI
作詞・作曲:YUKI
(アルバム「PRISMIC」より)
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2007/05/25

nanoその5:TMN

<i-Pod nanoに入っている曲トリビュート短歌、第5弾>


いつだって一緒にいたのは君だったわたしによく似た君だったんだ


ばかみたいに何回も何回も、気持ちが引き締められてしまう。
それを味わいたいのか何度も何度も聴いてしまう。
そういう曲ってありますよね。


  どんな過去さえも君と乗り越えてきた
  きっとふたりなら何もこわくはない


…という歌詞のところぐっとくる。

この曲を聴いていると、
いつも君が寄り添っていて、
全部一緒に乗り越えてたんだということが、
しっかり感じられる。

その君とは、
誰かではなくて、
わたし自身のことですよ。

家族にも、友達にも言わないで耐えてきたこと、
言わないでおいて良かったと心底、思えるようになった。

だって、
わたしがわたしを慰めては、
強く背中を叩いて励ましていたこと、
じっと我慢して事がすぎるのを二人で待つ時間とか、
恨み言は二人だけで分かち合って
誰のことも本気では責めないでおいたこととか、
そういうことを知らないままでいたかもしれないじゃないか。

それは、かけがえのない体験だと思う。
寂しい、悲しい、辛い、といった少し困る気持ちを、
じっくり味わえない人生はできるだけ選びたくない。

話は戻って、この曲は、作詞家の小室みつ子さんが、
”新しい始まり”というテーマで書いた歌詞だそうです。
「君」は「恋人」のことだったみたいですけどね。

TMNのラストシングル。ラストにふさわしい。
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Night of The Knife/TMN
作詞:小室みつ子
作曲:小室哲哉
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2006/11/15

nanoその4:ENDLICHERI☆ENDLICHERI

<i-Pod nanoに入っている曲トリビュート短歌、第4弾>

ほんとうは知っててほしい鉛筆の芯がどうして折れているのか


友達のi-Tunesから拝借した、堂本剛君のソロプロジェクト
ENDLICHERI☆ENDLICHERI(エンドリケリー・エンドリケリー)の
「ソメイヨシノ」をここのところ、よく聴いています。

よくあるジャニーズソングとは違い、アレンジがよいのです。
エレキギターがかきむしってる音がひりひりしていて、
そこにかぶるしっとりしたホーン、オケがきれい。
キーボードもアコギもドラムも重ねてて、
それらの音がみんな面白い癖がある。

マニアックな匂いがしますなぁ。
そこらへんのロックバンドとの違いは、ほぼない。

堂本剛君は、バラードを歌うのが上手だ。
魂が入りすぎてて怖いぐらいだもの。

なんか彼の生い立ちが見えてきそうになる。

一生懸命とりくんだらとりくんだ分だけ、
表現する人の「核」は隠し切れないもんなんじゃないかなぁ、
と思った。演じれば演じるほど、出てくるのかも。

短歌も、必ずしも自分のことを歌うわけではないから、
例えば失恋の歌を詠んだからと言って、失恋したとは限らない。
だけど、その中にはどうしても自分が宿るものみたいだなぁ。
「僕」と言ってようが、わたしなのだ。

短歌はこの歌を聴きつつ浮かんだもの。

ちなみに、ジャニーズなら嵐の二宮君が好きです。
(そんなこと誰も聞いていないか・・・)

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2006/04/15

nanoその3:Cocco

<i-Pod nanoに入っている曲トリビュート短歌、第三弾>


真夜中をシャベルで掘って大声で叫んだ「もういい、こっちへおいで」


Coccoの「焼け野が原」を聴いていると、自分の中の底の方にある、きっと前世なんかも含んだ過去から長く引きずった感性を最優先しないとやばいことになるよほらね、って言われてるみたいだ。

判断に迷ったとき助けてくれるのがわたし自身だったらそれはなんてありがたいことだろう。

でもお願いをしてみたら、大声でやだって言ったら、必ず助けにくる。
ほんとだよ。今までだってそうだったじゃないですか。

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2006/04/08

nanoその2:フィッシュマンズ

<i-Pod nanoに入っている曲トリビュート短歌、第二弾>

あの夏がにっこり笑う大好きなコーヒーフラペチーノが凍みる

フィッシュマンズの歌詞は爽やかで、でもどこか悲しい。
寂しく、でも明るい。
素敵なことには、楽しさと寂しさが必ずある。
フィッシュマンズはだから素敵だ。

それに、彼らの世界の確信は「誰かを信じている」ということに裏付けられているように思う。

色々とあるけれど、誰かを信じているということが一番気持ちいい。

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2006/04/06

nanoその1:坂本龍一さん

<i-Pod nanoに入っている曲トリビュート短歌、第一弾>


心臓の音を聞けずに黙り込み美貌の青空だけを見ている


坂本龍一さんの「美貌の青空」は、息を吸って吐くみたいな曲だ。
弦楽器の規則的な展開がそう思わせる。

深呼吸して肺の中がきれいに掃除されるみたいな気持ちになるから最近よく聴く。

あの人の心臓の音はもう、すぐ側で聞けないけれど、たまに見られる美貌を持った青空に面影や記憶が見える。

美貌の青空、ってどんな青空のことを言うんだろう。
わたしにとっては晴れすぎてない青空。
そこにあの人が住んでくれている。

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