2006/08/16

ゲド戦記

間違いを間違えたまま飛び立った空は合図をしてはくれない

Y字路で影を追っかけ似合う場所似合う寂しさ見つけてゆくの

かくれんぼ逃げ惑ってる君こそが鬼だと知ったら寂しいですか

朝がきて夜を向かえるようにただ僕はあなたに会いにゆくんだ

泣き声と共に開いたパンドラの箱運命は割れたりしない

マッチ棒集めてみても運命を長押ししても終わらせられない

自分だけ自分に聞かせるためだけに涙を許す歌を歌おう

肉体は誰かのために使うもの命はお数珠の中にしまうの

抱き締めてくれたらいいな平気だと言って欲しいな僕らの声で

紫の実が涙目で誘うから舐めて忘れたいことを知る


ジブリ最新作「ゲド戦記」を見てつくった連作短歌でございます。

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2006/05/15

クレヨンしんちゃん

君がいて証明していてくれるから鮭おにぎりも美味しいんだな


クレヨンしんちゃんの新作映画
「伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ」を見てきました。

しんちゃんの映画は内容がとても深いんです。
以前、文化庁メディア芸術祭でも大賞をとったことがあります。
大人にも支持されていて、GW近くになると六本木ヒルズにある映画館で「オールナイトでしんちゃん映画を見る」という企画も続いています。

わたしもしんちゃん映画のとりこ。
宮崎アニメと同じぐらい素晴らしいと本気で思っています。

今回は泣くシーンはなかったんですが(いつもはハンカチなしじゃ済まない…)、「千と千尋の神隠し」を思わせる内容で考えさせられました。

しんちゃんの住む春日部で、こんにゃくでできた「コンニャクローン」と呼ばれるクローン人間が大量発生します。
クローンは本物の自分と同じ顔や体つきをしているので、見分けがなかなかつきません。

野原家でもお父さんの偽者が現れ、本物のように振る舞うので家族はだまされそうになります。
でも、家族だからこそ分かるその人の特徴でなんとか見分けることができるんです。

なんかちょっとおかしい、というぐらいで気がつかない人ももちろんいます。
なんて怖いことでしょう。

わたしがわたしということを証明するのは、本当はわたしではないんです。
わたしがわたしであることは、他人が見て他人に証明してもらうしかないんです。
誰にも見てもらえないということは、恐ろしいことなんです。
見てもらわなきゃ、見てあげなきゃ、大変なことになるんです。

そんなことに改めて気付きました。
みんなにありがとうを言わなくてはいけません。

ひとまず、しんちゃんに、ありがとう。

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2005/12/24

鉄道マニア

プーさんのキーホルダーが何回もうなづいている黄色い電車

電車から見える景色とシンニョウの流れる線の癖を見ている


今年「赤い電車」という曲をくるりが歌った。
そのすぐあとぐらいに、今度はアジアンカンフージェネレーションが「ブルートレイン」という曲を発表していた。
だから、わたしは「黄色い電車」でリレーを繋いでみた。

大学時代使っていたのが黄色い電車、西武線

先日、大学時代の友達が監督した自主映画を見に行ったら、西武線が通る踏切の前で主人公が立ちすくむシーンがあった。

映画そのものの魅力を差し置いて、それらのシーンに対して「懐かしいものを見せてくれてありがとう」ってまずは思った。

場所には、いつまで経っても、記憶がへばりついている。

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