2008/05/13

VIVA!佐渡裕!

蜘蛛が糸紡いで世界を広げてくコンサートホールの白壁

指揮棒が振り上げられて観客は自然と祈りを捧げてしまう


テレビ朝日で放送中の「題名のない音楽会」
公開録画に行ってきました。
会場は昭和女子大学人見記念講堂。
2000人を超える人数が入る歴史のあるホールです。
そこで佐渡裕(さどゆたか)さんの指揮姿を、
拝見することができました!

世界中の方にお礼状を書きたい気分!

世界的に有名な小澤征爾さんに才能を見出され、
ミュージカル「ウエストサイド物語」を
作曲したことで知られ、
カラヤンと並んで天才と呼ばれる
故・バーンスタイン最後の弟子。
それが佐渡さんです。

187cmの大柄。
背筋がぴんと伸びている。
こんなに美しい後姿は見たことがない!
アスリートのようなんです。

おおらかでユーモア溢れる人柄は、
話し方にあらわれています。
現在は「題名のない音楽会」の司会で
そのことを証明していますので、
日曜朝9時、テレビ朝日をどうぞご覧あれ。

この日は二本撮り。
「バーンスタイン特集」と「山下洋輔特集」だ。
どっちも佐渡さんが指揮を振るという!!
放送の内容はネタバレになるので遠慮。
でもどうしても言いたいから言っちゃうと、
山下洋輔さんのジャズピアノ早弾きは圧巻ですね。

そして、佐渡さんの指揮を見ていると心がときめく。
華麗で気品があり、ダイナミック。
空気を切断しているように激しいかと思えば、
空気を撫でているかのようにやわらかい。
その体が音楽を、鳴らすことなくつくりだす。
見るだけで人を励ましてしまう指揮だ。

「わたしもあんな風に振舞えないものか」
と思った。

話がかなり飛躍するけれど、それはつまり、
ラーメン屋さんの湯きりのとき、
美容師さんの真剣な目つきとハサミ使い、
警備員さんの姿勢と岩のような立ち方、
そういうお仕事独特の振る舞いと、
その尊さは、なんら変わりないと思う。

美しい仕事は人の心を満足させる力を持っているものだ。

さて、あなたはいかがでしょうか。

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2008/03/12

刺青を彫るなら

火葬場に消える刺青 何を見て何を感じて生きてきたのか


安室奈美恵ちゃんの新曲、聞きました?

ものすごーいかっこいいです。
ヴィダルサスーンのCMもいいっ!
心がおだやかでいられないわ、
ドキドキドキドキ。

彼女のことを調べてみたら、
離婚後にこのようなタトゥーを彫ったそう。
--------------------------------
JUN.30 in 1950
my mothers love live with me
Eternally in my heart
R.I.P
MAR.17 in 1999
HARUTO
--------------------------------
お母さんの誕生日と亡くなった日、
息子さんの名前が描かれているそうだ。

デザイナーの中島英樹さんは「デザイン」、
よしもとばななさんはバナナのイラスト。
それぞれ刺青は自分の生き方を表現している。

では、みなさんに質問です。
「自分で今、刺青を彫るとしたら、
 なんていれますか??」

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2008/01/22

言葉のリレー

「がんばれ」と言うのが好きなそのわけは言葉のリレーを知っているから


たまには仕事のことも書こうと思う。

広告制作会社に勤めて4年目になる。
大学を卒業してすぐ入った会社だ。
広告の会社だからまあ忙しい。
終電で帰るときもたまにあるし、
終電を逃したことも何回かある。

甘ったれの私がよくやっていると思う。
ふんばっているのは、
とあるクライアントの部長さんが
いてくれるからだ。

私を厳しい目で可愛がってくれるその人は、
同じ会社ではないけど上司のような存在。

リーダーシップがあり、情に厚く、
決断力があり、人を立場で差別しない。
私みたいに末端の子も大切にしてくれる。
この人と一緒に仕事ができることが、
私にとって最強の幸運だと思う。
彼に褒められたいから頑張る。
褒められると嬉しいし、
本気で喜んでくれることも嬉しい。

その方の人事異動が決まった。

もう今までのように一緒に仕事はできない。
正直ショックで、呆然とした。
しばらくしたら、怒りもこみあげてきた。
考えたら、寂しさもわいてきた。
仕事への情熱が失われた。

異動の事実を知ってから、
部長とお会いする機会があった。
部長は元気そうに気丈に振舞っていて、
建設的なことをおっしゃっていた。
新人のときから見守ってくれていたので、
落ち込んでいる私のことにも気遣ってくれ、
「頑張りなさい」と言ってくれた。

帰り際、どうしてもこらえられなくて、
「部長がいなかったらこんなに頑張れませんでした」
と伝えたら、涙が子供みたいにぼろぼろこぼれた。
部長は温和な笑顔と、するどい目つきで、
私への評価の言葉をくれた。励まされた。
今こうやって書いているだけでも涙が出る。
読み返すときも涙が出てくる。

そのシーンがかっこよすぎて、ジーンとした。
ルックスとしてはメタボ気味だろうけど、
部長の魂が男前なのがよーく分かった。

本気で、ドキっとした。
恋にはならないが、これは恋にかなり似ている。

「サラリーマンはかっこいい」
ということに気付かせてくれたのも部長。
学生の頃はそんなこと一つも思っていなかった。

絶対にまた一緒に仕事ができるよう、
今までよりもっと大きな大きな仕事ができるよう、
あきらめることなく前進したいと思う。

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2007/12/14

ずっと友達

友達になれて良かったすれ違うことなく挨拶できて良かった

いつかまた会えるかなって手をふった 川べりの道に溶けてゆく雪


大家さんが飼っていた愛犬マーブルが亡くなった。

九月のことだから、三ヶ月経ったんだなぁ。

マーブルは私が実家を出て、
都内に越してきて一番最初にできた友達。

こんなにも「友達」という言い回しが似合う存在は,
他に見当たらないなぁと思うぐらい、友達。

私は何もしなかったけど、
マーブルが私にしてくれたことも
言葉で何がどうとかは言えないけど、友達。

私にとって友達とは、
その人が近くにいなくても、
その人がどっかで頑張っているという事実が、
力をくれる存在のことを言う。

けして、同じ時間を過ごしているからや、
趣味が合うからだけじゃない。
存在がただただありがたい、そういう人だ。

マーブルはそんな友達だったし、
今もまだそういう存在だ。

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2007/01/10

マーブルのこと、その3

言葉にはならないものを風にして風鈴鳴らす どうか届いて

マーブルについては、
その1その2で先に知ってください。
そうじゃないと話がよく分かりません。

そんなマーブルが突然いなくなった!
・・・っていうのは嘘です。
(ごめんなさい、kanameさん。使いました)

でも、マーブルはもうご年配。
最近見ないなぁと思って、
大家さんの奥さんに聞いたら、
「肌が炎症しちゃってね、手術をしたのよ」
と言っていた。

そのあと復活して、
また見なくなったと思って聞いたら、
「腰痛で、階段が登れなくなっちゃったの」って。

今年は続けてそんなことがあったから、
マーブルといつかさよならしなきゃいけなくなるだろう、
と想像してしまう。

それで、おばあちゃんと二人で
悲しみを先取りしそうになった。
いけないいけない。


ある日の夜、マーブルが一人で
(一匹だが一人と言いたくなる)
いつもの場所に座っていた。

いつもあるはずの車が隣にない。
どうやらご主人はドライブに出かけてしまったらしい。

「まだ帰っていないのかな?」

夜が更けて7時を過ぎていた。
そんな時間までマーブルが
この場所にいることは一度もない。
きっと渋滞かなにかにはまったりして、
やむを得ず遅れているのだ。
そう思った。

暗い夜だった。
雲に覆われた空が雨を予感していた。

だから、そのときのマーブルには
いっぱい触れてみた。
いつも以上にいっぱい撫でた。

でも、そうしてばかりも居られないから、
5分ぐらいお話をしたあとに、
「じゃあね」ってマーブルから離れた。

マーブルを通りこすと、
マーブルは身体をこちらに向けて、
わたしを見てきた。

恋人が別れ際に名残惜しい、
そんな感じだった。

そうして、もう一回マーブルのことを見た。
声をかけて、もう部屋に入ろうとした。

その、ちょっとわずかあと。

「わん!」

いつも鳴かないマーブルが声を出した!

わたしはあまりに驚いて、
なにか別のところの犬が鳴いたんじゃないか、
それとも幻の声が聞こえたんじゃないか、
空耳だったんじゃないか、とか色々と思った。

けど、あれはマーブルの声だ。

あれ以来マーブルの声を聞いたことがない。
おばあちゃんだってないと言う。

その「わん!」のことを想うとき、
いろいろな気持ちが沸き起こる。

たとえば・・・

それはやっぱりここでは書かない。

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2006/12/26

マーブルのこと、その2

あくまでも見えたと言いはる流れ星―いいよ、願いは叶えてあげる


マーブルについてはまずその1をご覧ください。
なるちゃんのかわいいコメントと共に見てくださるとうれしいです。


マーブルは年老いているせいか、見ていると、
自分のおじいちゃんのことを思い出す。

どーんと静かに構えている姿がおじいちゃんみたいだ。
そのことをおばあちゃんに話したら、
「言われてみたらそうだね」と同調してくれた。

おじいちゃんは3年前にもう亡くなった。

おばあちゃんはわたしの引越前からマーブルを知っていて、
その道を通るたびに話しかけていたそうだ。

おばあちゃんは「マーブルちゃん、元気?」
って毎回決まったように言う。
わたしが一緒のときにそうだから、いないときもそうなんだろう。
「おとなしいからいいね」と言っていた。

マーブルに会っているとき、わたしとおばあちゃんは、
おじいちゃんに会っているのかもしれない。

というか、おじいちゃんに会いたくて、面影を探したくて、
マーブルに無理やりおじいちゃんを見ているのかもしれない。

マーブルについては、まだまだつづく。くどい?

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2006/12/15

マーブルのこと、その1

雨のない日が続くのはつまらない=奇跡はたまにおこるからいい


わたしが住むマンションの二階には大家さん夫婦が住んでいて、
ゴールデンレトリバーを一匹飼っている。
名前をマーブルという。
階段のすぐ下にいつもいる。

マーブルは両手で抱えてやっとな大きさで、存在感と威厳がある。

今までの人生は団地住まいで犬と縁がなく、
昔ブルドッグに追いかけられたトラウマ?で、
どちらかと言えば犬は苦手だった。

マーブルは階段の下に特等席があり、
朝出るときには散歩を終えて寝そべっている。
だから、横を通らないとうちに入れない。

犬のいるところに住むのは不安だった。
けど、不動産屋さんがいうには
「大きいのに全然吠えない犬なんだよ」。

初めてマーブルに会ったときも吠えなかった。
ならばいいと思った。

賃貸契約日、大家さんに初めてお会いしたときに、
その犬のことを聞いてみると、
白い肌がピンク色に染まって、すごくいい笑顔になって、
マーブルのことをさらさらと褒めた。
それまで必要以上に喋らなかったのに。
通り沿いに番犬のように寝そべっているマーブルが縁となって、
友達ができて、ゴルフコンペもやったと言っていた。

その様子を見ていて、「信頼できる大家さんだな」って、
思ったのだった。

実際に暮らしてみると、犬嫌いなんてことはなくて、
どんどんマーブルが大好きになってゆく。

郵便屋さんが配達ついでに話しかけている姿を見たこともあるし、
老夫婦が立ち止まってるのも、
小さい子供が頭を撫でてあげてるのも見た。
どれもが素敵なシーンで、見とれてしまう。

そういうときも媚びる様子がまったくなく、
表情も変えずにクールなマーブルをかっこいいと思った。
なんていうか高貴な感じがするのだ。

マーブルには、会える日と会えない日があって、
それは朝の散歩のタイミングと、
わたしが外出するタイミングの問題なのだけれど、
それは大家さんの仕事のタイミングとか、
ゴミ出しがあるとかないとか、
色々なタイミングの中で成り立っていて、
それらがうまくかみ合ったときはとっても嬉しい。

朝から今日はラッキーだなって思う。占いみたいな感じ。

マーブルについては、まだまだつづく。

今回の短歌はイマイチだけど、
どうしても書きたいことがあるのでアップしました。

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2006/11/20

夢サークル活動報告

僕が見た夢に出てきた魔女の名を二人の丘のうちに隠そう


昨日は、表参道のAtoZcafeへ行ってきた。やっと2回目。
前回とは違う友達を連れて行き、またスイーツを食べた。
もちろん美味しい。雨ですいていたのもラッキーだった。

その友達とは10月末にもご飯を食べたばかりだ。
以降も3日に1度はメールをやりとりしている。
でも、話が尽きない。

しかも、その日は「6時でお開きしよう」という
決め事を破って、ついつい喋りすぎてしまった。
飲み物とスイーツだけで5時間居座った!
大迷惑!(奥田民生が歌う風にお読み下さい)

その子とは、もう2年以上「夢サークル」をやっている。
自分が見た夢を報告して、意味を分析しあうのが主な活動だ。
これがすっごく楽しい。

彼女の夢は幻想的なものが多くて、聞いている最中に涙が出る。
この世のものとは思えないほど、美しいからだ。ほんとうに。
(あ、夢だからこの世のものじゃないんだった!)

ひとつひとつのエピソードが丁寧で、ロマンチックで、
分析して解釈すると、とてもダイナミックな物語だと分かる。
それは、ジブリ作品を見たときの感動とそっくりだ。

人生や生死とは何かとか、あの世とこの世の境だとか、
いろいろな教えが付随している夢で、
彼女の脳の世界に、どれほど学んだか分からない。

夢が自分を救う、という状況を何度も何度も何度も目撃した二人だ。
それは秘密を共有しているみたいで、とても素敵なのだ。ふふ。

夢を見るのが才能ならば、
彼女ほど才能を持っている人はいないだろう。
わたしの夢が持つ意味を捉えるのも得意なのだ。

才能というのはいろいろなところに巣食うものだな。

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2005/12/17

トランプの裏

本当にわたしを好きと言うのなら選んだカードを透視してみて

左手と右手が奇跡を手繰り寄せ宇宙の謎も解くかもしれない

トランプの表に予感があるのなら裏にサインが書かれてるはず


わたしはマジシャンの前田知洋さんが好きだ。

マジックとは、トークショーのようなものだ。
ただ「不思議なこと」をやっているだけじゃ駄目。
どんな風にコミュニケーションをするのかが重要になる。

例えば、ミスターマリックさんは、
「ハンドパワーです」って言わなかったら売れていない。
そういうことだ。(と思う)


話は戻って、前田さんの話はとってもエレガントなのだ。
海外でも評価されているから、英語も堪能。
英語でも、とてもオシャレなジョークを言う。

見たことのない人にネタばれするのは嫌だから、
どんなマジックかは具体的には言わないけど、
「思いもかけない暖かいもてなしをうける」みたいな感じ。

そんな彼の、品格や教養、センスの良さ、思いやりは、
彼のブログに詰まっている。

マジシャンじゃなくたって、彼は絶対に素敵な仕事をしていただろうなぁ。

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2005/12/15

冬の散歩道

かくれんぼしている冬に熱湯をかけてあげたい「もういいかい」と


日曜、吉祥寺。
電車から見える景色は曇っていた。
寒さのせいか、街が冬眠しているみたいにおとなしい。
ちょっと寂しくなったりする。

こういう季節に出会うと、浮かぶのは宮崎あおいちゃんだ。
彼女は秋から冬にかけての女の子だと思う。
そして、女の子はその季節に合っている方が素敵だと思う。

今夜、帰り道に本屋に寄ったら、レジのすぐ前に、宮崎あおいちゃんの「光」という写真集が置いてあった。

とても素敵だ。
彼女の素朴な綺麗さとか、静かな充実感みたいなものが垣間見れそうな予感がする。
表紙を見ただけで、そう感じられた。

残念ながら、その本屋では、中身は見れないようになっていた。
どこかの本屋で見れるかなぁ。見れるところがあったらどなたか教えてください。

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